新在家町寺町(読み)しんざいけちようてらまち

日本歴史地名大系 「新在家町寺町」の解説

新在家町寺町
しんざいけちようてらまち

[現在地名]堺市新在家しんざいけひがし四丁

塩穴しあな町の東にある寺院街区(→寺町。元禄二年(一六八九)堺大絵図によると、町を二分する十万じゆうまん小路の北に長慶ちようけい寺・円明えんみよう寺・円龍えんりゆう寺・宝泉ほうせん寺・阿弥陀あみだ寺・延命えんみよう寺、南に長泉ちようせん寺・塩穴寺・護念ごねん寺・賢清けんせい寺・幸徳こうとく寺・専称せんしよう寺・光沢こうたく寺・正明しようみよう寺などがあり、浄土宗の寺が多い。長慶寺は禅宗大徳寺末で寛永六年(一六二九)沢庵の高弟玄策が重修して一凍紹滴を開山とした(「堺南北寺庵本末開基宗旨改帳」覚応寺文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android