新娑婆(読み)あらしゃば

精選版 日本国語大辞典 「新娑婆」の意味・読み・例文・類語

あら‐しゃば【新娑婆】

〘名〙
寺社で行なわれる鬼やらいに初めて鬼の役で出る者。転じて、新参俳優をいう芝居社会の語。
※滑稽本・素人狂言紋切形(1814)下「おめへ新娑婆(アラシャバ)だの」
② 転じて、はじめての経験であること。また、その人。
洒落本・無駄酸辛甘(1785)跋「そこが突出し新造作者、新娑婆(アラシャバ)書物(かきもの)なり」

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