新屋敷本町(読み)しんやしきもとまち

日本歴史地名大系 「新屋敷本町」の解説

新屋敷本町
しんやしきもとまち

[現在地名]能代市西通にしどおり

能代町の西南端にあり、男鹿おが街道に通ずる。越後屋太郎右衛門と越前屋久右衛門の砂留普請所であったが、立林たてばやし町に接して公地として開発され、幕末に給人町となった。

町の成立の時期は不明であるが、文化四年(一八〇七)長慶ちようけい寺の移転先として示された三ヵ所のうちに「出戸町男鹿道之辺」とあり、当町の名がないので、同年以降の建置と思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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