新崩村(読み)につくずれむら

日本歴史地名大系 「新崩村」の解説

新崩村
につくずれむら

[現在地名]朝日町常盤ときわ

最上川支流の朝日川下流にあり、南東水口みなくち村。荷崩とも記す。正保郷帳では田方二九石余・畑方一一石余。慶安二年(一六四九)以降松山藩領。村名の示すように東流する朝日川が村を直撃するため、しばしば護岸が決壊し、宝暦五年(一七五五)には川の掘替えと石垣積みのため八〇〇人の人足を要請した(「川普請願書」加賀文書)西五百川にしいもがわ一石楢いちこくなら組に属し、天明七年(一七八七)の松山藩左沢領村々大概書(松山町教育委員会蔵)に高四一石余、田一町三反余・畑九反余、用水は朝日川の水を引く。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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