滋賀県南部、甲賀郡(こうかぐん)にあった旧町名(水口町(ちょう))。現、甲賀市の一地区。1894年(明治27)町制施行。1955年(昭和30)貴生川(きぶかわ)町と伴谷(ばんだに)、柏木(かしわぎ)の2村を合併。2004年(平成16)土山(つちやま)町、甲賀(こうか)町、甲南(こうなん)町、信楽(しがらき)町と合併、甲賀市となる。旧町域は、野洲(やす)川中流域の段丘に位置している。中心地区は、近世は加藤氏2万5000石の城下町、また東海道の宿場町として繁栄した。現在も3筋の道路からなる紡錘形の特殊な町並みをしている。JR草津線、信楽高原鐵道、近江鉄道(おうみてつどう)本線や国道1号、307号などが通じる。近江米、チャ栽培などの農業が主体であったが、近年は各種の工業の進出や住宅地化が著しい。水口茶、水口かんぴょうが名産。八坂(やさか)神社本殿など国指定重要文化財が多い。水口城跡および水口城資料館、庭園が有名な大池(だいち)寺、甲賀市水口歴史民俗資料館、総合運動施設「水口スポーツの森」などがある。
[高橋誠一]
『『水口町志』上下(1960・水口町)』
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…中世の伊勢神宮領の御厨(荘園)。現在の滋賀県甲賀郡水口町の西北部にあった。12世紀初期に源義光が柏木・山村両郷を摂関家の牧として寄進したのに始まると伝えるが,1165年(永万1)に伊勢外宮領として立荘された。…
※「水口」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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