新東京国際空港第12遺跡(読み)しんとうきようこくさいくうこうだい12いせき

日本歴史地名大系 の解説

新東京国際空港第12遺跡
しんとうきようこくさいくうこうだい12いせき

[現在地名]多古町一鍬田

栗山くりやま川水系の源流部にあたる標高四〇メートルの台地上にある旧石器時代―縄文時代の遺跡。昭和五九年(一九八四)に発掘調査が行われ、表土下から多量の縄文草創期の隆起線文系土器群と有舌尖頭器石器群が発見された。隆起線文系土器は約一〇〇点あり、口縁部破片から一一個体以上あるものと推定される。器形はほぼ深鉢形を呈し、文様構成は指頭によるつまみや円棒状工具による数条の横位平行波状隆起線文を基調としており、なかには断面三角形の細隆起線文やハの字形爪形文を付加したり、隆起線文が垂下あるいは斜行し幾何学的な文様構成をとるものもある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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