新桑繭(読み)ニイグワマヨ

デジタル大辞泉 「新桑繭」の意味・読み・例文・類語

にいぐわ‐まよ〔にひぐは‐〕【新桑繭】

にいぐわまゆ」に同じ。
筑波嶺つくはねの―の衣あれど君が御衣みけししあやに着欲しも」〈・三三五〇〉

にいぐわ‐まゆ〔にひぐは‐〕【新桑繭】

新しい桑の葉で育った繭。今年の蚕の繭。にいぐわまよ。
「今年おひの―の唐衣からころも千代をかけてぞ祝ひそめける」〈貫之集

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精選版 日本国語大辞典 「新桑繭」の意味・読み・例文・類語

にいぐわ‐まよにひぐは‥【新桑繭】

  1. 〘 名詞 〙にいぐわまゆ(新桑繭)
    1. [初出の実例]「筑波嶺の爾比具波麻欲(ニヒグハマヨ)の衣はあれど君が御衣(みけし)しあやに着欲(ほ)しも」(出典万葉集(8C後)一四・三三五〇)

にいぐわ‐まゆにひぐは‥【新桑繭】

  1. 〘 名詞 〙 今年の蚕の繭。新しくとれた繭。にいぐわまよ。
    1. [初出の実例]「今年生ひのにひくはまゆの唐衣千代をかけてぞ祝ひそめつる」(出典:貫之集(945頃)七)

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