新民党[大韓民国](読み)しんみんとう[だいかんみんこく]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新民党[大韓民国]」の意味・わかりやすい解説

新民党[大韓民国]
しんみんとう[だいかんみんこく]

大韓民国 (韓国) の政党イ・スンマン (李承晩)時代の野党で 1960年の学生革命後に短期間政権を握った民主党の流れをくむ。 1967年2月,当時の二大野党であった民衆党と新韓党が合併して結党。同年の大統領選挙でパク・チョンヒ (朴正煕) 大統領を擁した民主共和党に対抗する野党の統一戦線としてスタート,ユン・ボソン (尹 潽善) 元大統領を同党候補に指名したが大敗した。 1971年4月の大統領選挙ではキム・デジュン (金大中)候補を推して善戦したが敗北。 1973年1月民主統一党 (梁一東党首) が分離独立。 1980年 10月,新憲法の公布により既存政党が解散されたのに伴い解党した。なお 1991年4月,金大中の率いる平民党 (平和民主党) が李愚貞総裁の新民主連合党と合同して,新野党として再結成された政党,および 1994年5月に統一国民党を改組してできた新民主連合党も新民党と称される。

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