20世紀日本人名事典 「新渡戸仙岳」の解説
新渡戸 仙岳
ニトベ センガク
明治〜昭和期の教育者,郷土史家,新聞記者 盛岡高等女学校長;岩手毎日新聞社長。
- 生年
- 安政5年8月29日(1858年)
- 没年
- 昭和24(1949)年9月26日
- 出生地
- 陸奥国盛岡(岩手県盛岡市)
- 学歴〔年〕
- 岩手師範卒
- 経歴
- 藩学作人館で皇典や英学を学習し、明治17年に気仙予備校助教授となったのを皮切りに22年盛岡高等小学校校長、33年盛岡高等女学校校長などを歴任、岩手の地域教育発展に貢献。40年に退職したのち新聞界に転出して岩手日報主筆となり、盛岡高等小学校時代の教え子石川啄木に「百回通信」を連載させた。昭和4年岩手毎日新聞社長に就任。また、岩手の郷土史にも明るく、「岩手県誌」編纂委員長や「南部藩史」編纂委員、岩手県史蹟名勝天然記念物調査委員などを歴任。晩年に所蔵する資料(「新渡戸文書」)を岩手県立図書館に寄贈。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報