デジタル大辞泉
「新生児死亡」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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新生児死亡
しんせいじしぼう
neonatal mortality
生後4週間未満の乳児の死亡をいう。このうち,生後1週間未満の死亡を特に早期新生児死亡といい,周産期の死亡を考える際の指標となっている。新生児死亡率とは,1年間の出生 1000人あたりの新生児死亡数をいう。明治,大正期には 70前後であったが次第に減少し,1947年に 31.4,76年に 6.4と低下した。新生児死亡の原因は,出生時損傷,難産およびその他の低酸素症,無酸素症,先天異常などが多い。新生児死亡率が急速な改善を示した反面,乳児死亡全体のなかで新生児死亡の占める比率は近年上昇しており,約3分の2を占めている。これは感染,事故などの後天的要因が改善されてきた反面,依然として予防のむずかしい先天的要因が多いためと考えられる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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