方安鉱(読み)ほうあんこう

最新 地学事典 「方安鉱」の解説

ほうあんこう
方安鉱

senarmontite

化学組成Sb2O3鉱物。立方晶系,空間群Fd3m, 格子定数a1.114nm, 単位格子中16分子含む。八面体結晶,塊状・皮殻状。断口不規則,脆弱,硬度2~2.5, 比重5.5。樹脂状光沢,無色・灰白色,条痕白色。薄片中無色,強い異常複屈折を呈し,400℃以上で光学的等方,屈折率n2.087。輝安鉱・自然アンチモンなどの酸化によって生成フランスの鉱物学者H.de Sénarmontにちなんで命名

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の方安鉱の言及

【アンチモン鉱物】より

…アンチモン鉱物としては,輝安鉱stibnite Sb2S3,方安鉱senarmontite Sb2O3,バレンチン鉱valentinite(アンチモン華ともいう)Sb2O3,セルバンタイトcervantite(セルバンテス鉱ともいう)Sb2O4,ケルメサイトkermesite(紅安鉱ともいう)Sb2S2O,黄安鉱stibiconite Sb3O6(OH)などがあるが,アンチモン鉱石として重要なのは輝安鉱のみである。輝安鉱はふつう低温熱水性鉱脈鉱床に産するが,他の鉱物はこの輝安鉱鉱床の酸化帯にのみ産する。…

※「方安鉱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...

冬将軍の用語解説を読む