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輝安鉱 きあんこう stibnite

翻訳|stibnite

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

輝安鉱
きあんこう
stibnite

Sb2S3アンチモンの主要鉱石鉱物斜方晶系。C軸方向に延びた柱状または針状の結晶として産する。硬度2,比重 4.63,鉛灰色金属光沢。劈開{010}に完全。撓曲性に富む。各種熱水鉱床に石英,方解石などを伴って産する。

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デジタル大辞泉の解説

きあん‐こう〔‐クワウ〕【輝安鉱】

アンチモン硫黄からなる鉱物。金属光沢のある鉛灰色で、斜方晶系。結晶は柱状で縦に条線があり、軟らかい。アンチモンの重要な鉱石。

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百科事典マイペディアの解説

輝安鉱【きあんこう】

鉛灰色で金属光沢をもつ鉱物。さびて黒くなることが多い。アンチモンの主要鉱石。組成はSb2S3で斜方晶系。柱状の結晶が多く,産状は針状,塊状,粒状集合。

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世界大百科事典 第2版の解説

きあんこう【輝安鉱 stibnite】

化学組成はSb2S3の鉱物。少量のFe,Pb,Cuなどを含むことがまれでない。輝ソウ鉛鉱Bi2S3とは同構造で,両者のあいだには連続固溶体が形成される。c軸方向に伸びた柱状の良好な結晶をなすこともまれでないが,針状結晶放射状集合体,塊状集合体として産することも多い。柱面には縦の条線が発達する。{010}に完全なへき開があり,へき開に沿いすべり面を生じやすい。色,条痕ともに鉛灰色であるが,黒っぽく変色していることが多い。

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大辞林 第三版の解説

きあんこう【輝安鉱】

アンチモンの硫化物からなる鉱物。斜方晶系。鉛灰色の金属光沢を呈する。熱水鉱床に産出。アンチモンの原料鉱石。アンチモナイト。スチブナイト。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

輝安鉱
きあんこう
stibnite

重要なアンチモンの鉱石鉱物。輝蒼鉛鉱(きそうえんこう)とは同一構造。中間相に対し、かつて幌別鉱(ほろべつこう)という名称が提唱されたが、現在は用いられていない。メタ輝安鉱metastibniteと称する赤色粉末状の非晶質物質と同質異像関係にあるという説もあるが、メタ輝安鉱は少量の水分を含んでいるという説もある。比較的低温生成の熱水鉱床中に産し、黄鉄鉱、閃(せん)亜鉛鉱、ベルチェ鉱などと共存し、柱状から針状の結晶をなす。愛媛県西条市市ノ川(いちのがわ)鉱山(閉山)のものは、結晶の大きさ、結晶面の複雑さで世界的に有名であったが、現在は中国からかなりの良晶が発見されている。英名は元素アンチモンの別名スチビウムstibiumに由来する。[加藤 昭]

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世界大百科事典内の輝安鉱の言及

【アンチモン鉱物】より

…アンチモン鉱物としては,輝安鉱stibnite Sb2S3,方安鉱senarmontite Sb2O3,バレンチン鉱valentinite(アンチモン華ともいう)Sb2O3,セルバンタイトcervantite(セルバンテス鉱ともいう)Sb2O4,ケルメサイトkermesite(紅安鉱ともいう)Sb2S2O,黄安鉱stibiconite Sb3O6(OH)などがあるが,アンチモン鉱石として重要なのは輝安鉱のみである。輝安鉱はふつう低温熱水性鉱脈鉱床に産するが,他の鉱物はこの輝安鉱鉱床の酸化帯にのみ産する。…

【アンチモン鉱物】より

…アンチモン鉱物としては,輝安鉱stibnite Sb2S3,方安鉱senarmontite Sb2O3,バレンチン鉱valentinite(アンチモン華ともいう)Sb2O3,セルバンタイトcervantite(セルバンテス鉱ともいう)Sb2O4,ケルメサイトkermesite(紅安鉱ともいう)Sb2S2O,黄安鉱stibiconite Sb3O6(OH)などがあるが,アンチモン鉱石として重要なのは輝安鉱のみである。輝安鉱はふつう低温熱水性鉱脈鉱床に産するが,他の鉱物はこの輝安鉱鉱床の酸化帯にのみ産する。…

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