日本歴史地名大系 「方村塩浜」の解説 方村塩浜かたむらしおはま 和歌山県:海草郡下津町方村方村塩浜[現在地名]下津町方下津湾奥の北側にある塩浜で、「続風土記」は「加茂川より北にあり、北の山裾三、四町余惣て塩浜なり」とある。加茂(かも)川と、それに北から流入する女良(めら)川によって形成された小三角洲が、塩浜として利用されていた。当塩浜は名草(なくさ)郡の三葛(みかずら)村(現和歌山市)、日方(ひかた)村(現海南市)および牟婁(むろ)郡新庄(しんじよう)村(現田辺市)と並ぶ紀伊国の塩浜の一つであるが、規模は小さい。元禄一七年(一七〇四)の方村塩浜地詰検地帳(「下津町史」所収)によると、塩浜は三町一反六畝一二歩で高六三石六斗一升五合。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by