デジタル大辞泉 「施療室にて」の意味・読み・例文・類語 せりょうしつにて〔セレウシツにて〕【施療室にて】 平林たい子の短編小説。昭和2年(1927)、雑誌「文芸戦線」に発表。自身の満州での出産と、生まれた赤ん坊の死に着想を得た作品。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の施療室にての言及 【平林たい子】より …1924年には,朝鮮,満州を放浪,施療病院で女児を出産したが,病死させた。そういう痛烈な生活をリアルに作品化した《嘲る》(1926),《施療室にて》(1927)によって,プロレタリア文学の新進作家として認められた。27年《文芸戦線》同人小堀甚二と結婚,戦争中は夫婦ともに検挙されたり,病気に倒れたり,苦難つづきであった。… ※「施療室にて」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by