旗差物・旗指物(読み)はたさしもの

精選版 日本国語大辞典 「旗差物・旗指物」の意味・読み・例文・類語

はた‐さしもの【旗差物・旗指物】

〘名〙 鎧(よろい)の後胴の受筒(うけづつ)にさし込む棹につけた小旗正方形あるいはその半切の布に、文字紋章記号などを染めたもので、所属任務などを明らかにするためのもの。さしもの。はたさし。
太閤記(1625)六「渚を見れば、旗さし物多く立さはぎぬ」

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