日本の精神医療

共同通信ニュース用語解説 「日本の精神医療」の解説

日本の精神医療

精神障害への偏見過去の隔離収容政策の影響で、日本の精神医療は国際的な遅れや人権侵害が指摘されている。人口当たりの精神科の病院ベッド数は先進国最多で、患者の平均入院日数も突出して長い。厚生労働省の2017年度調査では、入院患者は全国で約28万4千人に上り、約5万5千人は入院期間が10年以上だった。手足をベッドにくくりつけるなどの身体拘束を受けた患者は1万2千人強、施錠された部屋に隔離された患者も1万3千人近くおり、いずれも10年間で2倍近く増えた。

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