翻訳|bed
睡眠、休息のために横臥(おうが)する家具。寝台ともいい、普通、マットレスと台架からなる。アメリカでは寝装品全体を含んだ場合はベッディングbedding、マットレスだけの場合はベッドとよんで区別することがある。
[小原二郎]
現在市販されているベッドを分類すると次のようになる。
〔1〕用途による分類 (1)家庭用ベッド 1本ベッド、分割ベッド、二段ベッド、ベビーベッド、コンバーチブルベッド(ソファベッドなど)、特殊ベッド(電動ベッドなど)。(2)業務用ベッド ホテル用ベッド、病院用ベッド、寄宿舎用ベッドなど。
〔2〕大きさによる分類 シングルベッド、セミダブルベッド、ダブルベッド。
〔3〕材料による分類 木製ベッド、金属製ベッド。
[小原二郎]
家庭用ベッドは普通、(1)フレーム(台枠)、(2)ヘッドボード(頭架)、フットボード(足架)、(3)ボトム、(4)マットレスの四つの部分からなっている。フレームにヘッドボードだけ取り付けたものをハリウッドスタイルといい、アメリカで多く用いられている形式である。ヨーロッパではふとんを使うためもあって、ヘッドボードとフットボードをつけたものが多い。日本ではハリウッドスタイルが広く普及している。ボトムはマットレスを支持する台架の部分で、簀子(すのこ)式、ネット式、スプリング式などの種類があり、この順序で高級になっている。
マットレスには、スプリングを主体にしたスプリングマットレス、発泡体を使ったフォームマットレス、天然繊維を使ったものなどいろいろあるが、普通に使われているのはスプリング形式のものである。スプリングマットレスの構造は、大別して連結式と中袋式に分けられる。生産加工が容易であるため、最近では連結式が普及しているが、ばねを一つずつ袋に入れてつなぎ合わせた中袋式を好む人もある。
[小原二郎]
寝具は、敷く側と掛ける側とでは任務がまったく違う。敷く側はからだを支えるのが主要な役割であるが、掛ける側は保温と透湿が役目である。そのためヨーロッパでは敷く側はマットレス、掛ける側は毛布というように、形も材料も違ったものが発達してきた。しかし日本ではふとんに一人二役を兼ねさせて、機能の分化が明確になっていないのが特徴である。
からだを寝やすい姿勢に保つことは簡単なようであるが、実際にはかなりむずかしい。人間のからだの支持を重力との関係で考えるときは、上体は頭部と胸部と骨盤という三つのブロックを、頸椎(けいつい)と腰椎という二つのジョイントでつないだモデルとみなしたほうが実態に近い。これらの三つのブロックは、立った姿勢のときは重力の方向にうまく重なっているが、寝るとそれぞれのブロックには別々に重力が独立して働く。そのため、柔らかいマットレスでからだを支えたとすると、重いブロックの部分は沈んで、軽いジョイントの部分は浮き上がる。つまり、からだを全体としてみると、おなかの突き出たW字形になってしまう。この姿勢では寝にくいから、無意識のうちに寝返りを打つことになる。健康な人が立ったとき、背骨のS字形の曲がりは、普通4~6センチメートルであるが、寝て気持ちがよいと感ずる背骨の曲がりはその半分にあたる2~3センチメートルである。柔らかすぎるベッドはよい寝姿勢を保てない欠点があるにもかかわらず、これまで、柔らかいものほどよい、という錯覚があったのは、人体は彫刻のように変形しない剛体だと考えていたためである。次に、ベッドを硬い板にすると、背骨はまっすぐになり、寝姿勢はよくなるが、背中が痛くて寝られない。つまり、姿勢を正しく保つことと、ベッドを柔らかくすることとは相反する条件なのである。この矛盾をうまく解決してやるのがクッションの役割である。ベッドの生命はクッションにあるといわれるが、そのゆえんはここにある。
よいクッションをつくるには3層構造の考え方を応用するのがよい。いちばん上の層はからだに接する部分であるから、柔らかくなくてはならないが、その下の層はかなり硬くあるべきで、この二つの層で寝姿勢を正しく保つ。3番目の層は衝撃をふんわりと受け止めるのが役目である。つまり、三つの要素をうまく組み合わせたものが、よいクッションといえるわけである。柔らかいだけがとりえのふわふわベッドは、寝ているだけでくたびれてしまう。クッションづくりのこつは、柔らかさのなかに適当な硬さを組み込むことにあると考えてよい。
[小原二郎]
仰臥したときの1人分の幅は約40センチメートルであるが、寝返りを打つので肩幅の2.5倍が必要である。この寸法から畳の大きさが決まってきた。「起きて半畳、寝て一畳」という昔のことばはこのことを意味している。ベッドが狭いと睡眠は浅くなる。住宅用ベッドと病院用ベッドについてはJIS(ジス)が決められている。住宅用の規定の内容は、寸法とマットレスの耐久性、クッション性およびフレームの強さについてである。市販されているものの寸法は、幅がシングルベッドで95~100センチメートル、セミダブルベッドで110~120センチメートル、ダブルベッドで140~150センチメートル、長さは195~200センチメートルである。
[小原二郎]
これに必要なものは、ベッドパッド1枚、シーツ2枚、毛布1~2枚、枕(まくら)1個、枕カバー1枚である。使用しないときは汚れよけと装飾用として、上からベッドカバーをかけておくのがよい。
[小原二郎]
(1)マットレスの表面を手で強く押さえてみて、全体に太鼓の皮のような強い張りがあり、かつスプリングの強いものがよい。手で押したところだけへこんだり、表面をなでたとき、中身の凹凸がわかるようなものは避ける。(2)全体がある程度まで重くないとベッドメーキングがしにくい。(3)ウレタンフォームでつくったマットレスは、できるだけ重いもの(比重0.025以上)のほうがよい。
[小原二郎]
西洋においてはベッドの遺構が、エジプトの古王朝から現代に至るまで数多く残されている。それらをみると、民族、風土、生活様式の移り変わりに伴って、さまざまな形態のものがつくられてきていることがわかる。以下主要なものについて述べる。
古代エジプトにおいては、国王のベッドは神聖な動物をかたどった背の高い4本脚の豪華なもので、金、銀、真珠がちりばめられていた。貴族のベッドはそれよりも低く簡素で、支持面を藺草(いぐさ)で編んだものもあった。そのほか彫刻や絵によってさまざまなものがあったことがわかる。アッシリアのベッドは、彫刻によって知ることができるが、もたれて寝る半臥(はんが)の形式のものもあった。
古代ギリシアのベッドは壺絵(つぼえ)や彫刻に残されているが、この時代は生活が質素でクリーネklineとよぶ簡素な四脚形のベッドが使われていた。頭側に枕兼用の肘掛(ひじか)けがついており、饗宴(きょうえん)のときはそれにもたれて食事をした。食事のためには低いテーブルが使われていた。
古代ローマ時代の上流階級は富と権力をほしいままにできたときであったから、邸宅の食堂にレクトスlectusとよぶ豪華なベッドを置いた。それは背が高くて美しい肘掛けをもち、踏み台を使う形式のものであった。ベッドはまた睡眠のためのみならず、饗宴の道具としても重要な役割をもっており、さらに読書や家事の監督用としても使われた。材料には木材、金属を使い、それに彫刻や象眼(ぞうがん)が施された。
中世の領主の館(やかた)はキープkeepとよばれる城のような建物で、家具の少ない質素な生活であった。やがてマナハウスmanorhouseとよばれる館になったが、いずれもローマ時代に比べると居住性の悪い簡素な住まいであった。当時のベッドはゴシック時代のものしか残されていないが、彫刻や絵によって推測すると、挽物(ひきもの)の脚と枠を組み合わせた簡単な構造のものであったことがわかる。この時代はベッドでの飲み食いの習慣は廃止され、食事は椅子(いす)やベンチに腰掛けてとるようになった。
中世のベッドの特徴は、数人が寝る大型のものがつくられたことと、カーテンを吊(つ)るようになったことである。当時は家具が高価であったため、家族が共同で一つのベッドを使用したのである。またカーテンは保温とプライバシーのためであった。もう一つの特徴は、フレームに皮紐(かわひも)を張って、弾力をもたせたベッドが現れたことである。スプリングマットレスの前身といってよかろう。
ルネサンス時代になると、貴族たちの間では、富と権威を誇示するための豪華なベッドが使われた。それは飾り付きの天蓋(てんがい)に綴織(つづれおり)の厚いカーテンを吊り、ヘッドボードには美しい彫刻を施し、マットレスは高くて台を使ってあがる形式のものであった。これは、寝室が公的な謁見の場として使用されるようになったためであった。北ヨーロッパ諸国では4本の彫刻柱で天蓋を支えた形式のものが流行したが、これはベッドというよりもむしろ小形の寝室といってよいほどのものであった。バロック時代になると、君主は「権威の寝台」とよぶ豪華な装飾ベッドを謁見や会議に使って支配者の威光を示した。また貴婦人たちは「后妃の寝台」とよぶ華麗な装飾ベッドを使用した。サロン生活が流行した18世紀になると貴族たちは、権威のベッドよりも小形で、優雅なベッドを愛好するようになった。著名な家具職人の手になる遺品や、当時の版画などによって、その豪華さをしのぶことができる。ロココ時代は貴族たちが生活を享受するための道具として、ベッドに美しさと寝心地のよさを求めたので、形もまたそれにあうようにつくられた。また昼間の休息用としてデイベッドday bedが流行した。
19世紀の後半になって、ベッドはようやく庶民の手が届くものとなり、順次実用的な形式が普及するようになった。そのため形は簡素なものになっていった。20世紀に入ってからは、生産技術の進歩によって大量生産が可能になり、また材料の開発に伴って、多様な形式のベッドがつくられ広く庶民に普及することになった。
[小原二郎]
洋式の寝床。寝台。用途に応じて一般家庭用ベッド,病院用ベッド,軍隊用ベッド,車両ベッド,階段ベッド,アルコーブ・ベッド,ソファ・ベッドなどがあり,サイズに応じて,ダブル・ベッド,シングル・ベッド,子ども用ベッド,乳幼児用ベッドなどの種別がある。そのほか狭い室内に置く2段ベッド,昼は分離してソファに使用するセパレート・ベッド,あるいは畳室に置く和風ベッド(床が低い)などがあり,長方形に限らぬ変形ベッドも作られている。
ふつうの家庭用ベッドは寝台枠のいちばん下にはスプリング付きの床座を置き,その上にスプリング入りのマットレスを敷く。マットレスは,上等のものは数百個の小スプリングを1個ずつ布に包み,緩衝麻布を挟んで密集並列させたものを,フェルトおよび綿入布で被覆したものである。マットレスの上にパッドを敷く。パッドは綿,その他の充塡材料をつめた寝台用のふとんである。この上に寒さに応じ毛布,敷きぶとんを用いることもある。その上をシーツで覆い,身体を横たえる。上掛けは,シーツで包んだ毛布,寒さに応じて掛けぶとんを重ねる。家庭用ベッドの標準寸法は,床座までの高さは約30cm,幅はシングル・ベッドは約1m,セミダブル・ベッドは約1.21m,ダブル・ベッドは約1.36m,長さは一般に約1.97mがふつうである。
ベッドは寝具としての一般性能に準じ,疲労回復のための正しい姿勢を採りうること,保温の十分なこと,柔軟な触感を有すること,構造や材料の耐久性のあることなどが必要である。休養時の姿勢を正しく保ちうるために適当なクッションを与えるようなマットレスの弾力を必要とし,身体が不自然に湾曲しないような構造のものを適当とする。また横から見て,身体の中心線の安定した形を採りうるものを可とする。寝具としての保温についてはふとんの場合と同様である。上掛用としての毛布は睡眠中の身体の動きに従って身体にまといついてすきまをつくらない点で保温上有効である。シーツは平織綿布,いわゆるシーティングを用い,つねに洗たくした純白な生地を使う。
ベッドの付属品を整えてただちに寝られるように床づくりをすることをベッド・メーキングという。ふつうマットレスの上にパッドあるいは敷きぶとんを敷き,下敷シーツを敷き,四方をマットレスの下に巻きこむ。次に上掛シーツ,毛布を重ね,頭部は折り返し,足部はマットレスの下に折りこむ。必要に応じて,その上に羽毛ぶとんなどを重ねる。
執筆者:小川 安朗
ベッドは寝台という意味だけでなく,休息または寝るための場所を意味する言葉として使われてきた。また,歴史的にみると,ベッドは睡眠用のほか,古代においては,食事のときの寝椅子としても使われた。告別式のために死者を安置したり,読書のため,さらに近世の絶対王政時代の君主には謁見用としても使われた。
古代エジプトでは古王国時代の初期に4本の動物脚でフレームを支持したベッドが現れた。亜麻糸でフレームを編み,その上にマットをのせた。ファラオのベッドの木製フレームには全体に金箔がはられ,頭部がやや高く,足部にフットボードが付けられている。〈死者のベッド〉と呼ばれる告別式用のベッドも豪華な装飾が施された。ギリシアのベッドは〈クリネ〉と呼ばれ,4本の角型の脚でフレームを支持し,頭部に隆起した頭架を備えた形式である。食事のときには,頭架にクッションを重ねた。ローマ時代のベッドはギリシアと基本的には同じデザインを継承しているが,木材のほかに青銅製や大理石製も現れて,装飾がいちだんと豪華になった。ポンペイ出土の貴族住宅の遺構には,ベッドを設置した小型の寝室(ベッド・ニッチbed niche)が設けられ,カーテンなどで仕切られていたものとみられる。またプラットフォーム型のベッドをコの字形に配置したダイニング・ルームも保存されている。
中世になると,ベッドで食事をとる習慣は失われ,もっぱら休息や睡眠のために使われるようになった。12世紀までのベッドのフレームの多くは,ろくろ加工された挽物(ひきもの)部材で組み立てられ,全体の形態はきわめて単純であった。農民は低い大型チェスト(櫃)にわらぶとんを敷いてその上で休息した。寝室が設けられていなかった中世前期の住宅では,すき間風を防ぐためにカーテンが天井からつるされて,領主やその夫人の,さらには側近たちのベッドを囲うようになった。14世紀初期には天井からのごみやちりを防ぐために,ベッドの上に天蓋を付けるようになった。しかし,この天蓋付ベッドが上流階級の邸館で一般に普及するのは15世紀以後である。初め天蓋は天井からつるされたり,壁面に固定されたりしたが,15世紀末にはベッドの丈の高いヘッドボードと足元の2本の円柱で天蓋を支持する形式や,ベッドのヘッドボードの頂部に天蓋を固定した形式も現れた。イタリアではプラットフォーム型のベッドの3面に踏台の役目を果たすカッソーネ(櫃)を備えたベッドもみられた。16世紀になるとベッドはしだいに装飾性を加え,とくに天蓋を支える2本の柱や板張りのヘッドボードには彫刻装飾が施された。天蓋からは高価な織物のカーテンが掛けられた。イギリスではエリザベス1世の時代には大型の天蓋付ベッドが流行した。ビクトリア・アンド・アルバート美術館に展示されたハートフォード州の小都ウェアの旅館の大型天蓋付ベッドは,オーク材に彫刻と象嵌を施した代表的なエリザベス様式のもので,高さ267cm,幅326cm,奥行き338cmという超大型で,旅館の特別室に備えられていた(〈エリザベス様式〉の項目中の図を参照)。17世紀中ごろからベッドの天蓋やカーテンに豪華なタピスリーが採用され,ベッドの美しさの重点は木製部材から織物へと移った。
ルイ14世のベルサイユ宮殿では,国王が議会に出席するときには〈正義の寝台lit de justice〉に着座し,諸侯は腰掛に座り,高級官僚は直立し,下級官僚はひざまずくというように,公の席では社会的地位に応じて座姿勢に格差がつけられた。また,謁見の間には〈謁見のベッド〉が設置され,全体はゴブラン織で装飾された。国王が日常生活で使う寝室には天蓋付四柱寝台lit à colonnesが設置され,ここでも側近たちを集めた〈小起床petit lever〉の儀などが催された。17世紀後期からアルコーブと呼ばれる婦人の私室にベッドが設置され,ベッドのフレームやカーテンの装飾はますます華麗さを加えた。18世紀のロココ時代は上流階級の間でサロン生活が流行し,ベッドのデザインにも個人の趣向が重視されて,多種多様なベッドが現れた。婦人たちは祝いごとや悔みごとのあるたびに,ブドアール(婦人の居間)のベッドに友人を招くことが慣例になった。また天蓋の寸法がベッドの半分しかない〈天使のベッド〉,天蓋がベッドの長さと等しい〈王妃のベッド〉,天蓋に王冠を付けた〈帝王のベッド〉,穹窿形の天蓋を付けた〈ドームのベッド〉,鉄棒を湾曲させて構成した天蓋にビロードを掛けた〈ポーランドのベッド〉などが現れた。愛し合う恋人のため〈夜ふかし娘veilleuse〉という愛称をもつ二つ組みのソファ・ベッドなども現れた。17世紀まではベッドは室内の壁面に直角に配置されてきたが,18世紀から寝室の壁に平行に設置されるようになった。4本柱で支持した天蓋と4面にカーテンをつるした四柱寝台はイギリスで普及し,19世紀中ごろまで流行した。19世紀には鉄やシンチュウ製のパイプで作られたベッドも現れた。生活空間を合理的に使うという観点から,部屋の壁に折り畳む形式や衣装戸棚に組み込む形式も流行した。20世紀になると,伝統的な大型のダブル・ベッドに対して,機能的な小型のシングル・ベッドが好まれるようになった。また,日中は座具として夜はベッドとして利用できるデー・ベッドまたはディバンdivanと呼ばれるカウチや長椅子の座に折り畳むことのできるソファ・ベッドなども流行し,20世紀のベッドはとくに機能性が重視されてきたのが特徴の一つである。
→寝具
執筆者:鍵和田 務
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…その断面は安息角(〈粉粒体〉の項目参照)によって三角形または台形となる。こうして形成された鉱石類の山はベッドbedと呼ばれ,ベッドは平行な対をなすように作られる。スタッカーによって一つのベッドに鉱石の積付けが行われている間に,他方のベッドからはリクレーマーによって払出しを行うことができる。…
…中国の家具で,人が寝たり座ったりするための細長い台状のもの。すなわち今日のベッドの類の総称。古代中国では倚座の習慣はなく,その上に席などの敷物をしいて平座し,接客や会食を行う平台としても用いられた。…
…したがって木綿綿の入った蒲団が本当に普及するのは,大正末から昭和に入ってからである。 明治に入ると,一部の上層階級ではベッドが使用されるようになった。ベッド用寝具はマットレス(藁蒲団),パット(薄い敷蒲団),毛布,敷布,寝台掛,枕などである。…
※「ベッド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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