家庭医学館 「日本糖尿病協会」の解説
にほんとうにょうびょうきょうかい【日本糖尿病協会】
日糖協の支部は各都道府県に1つずつあります。会員は原則として、病院、診療所、保健所などクリニック単位で、日糖協に入会しています。クリニックでまとまることができない場合は、個人会員として入会することもできます。
会の活動はそれぞれの支部、クリニックでちがいますが、医師、看護師、栄養士、保健師などの指導で、月1~2回、食事療法、インスリン療法などの勉強会を開いている会が多いようです。とくに養生がむずかしい会員や、入会したばかりの会員のために、週ごとに講習会を行なうクリニック団体もあります。
クリニック団体ごとに、親睦をかねて旅行をしたりすることもあります。旅行のときには、栄養士から規定内のエネルギーで、どのように料理を選べばよいかなどの指導も行なわれます。
子どもだけのクリニック団体もあり、食事療法、インスリン療法を学ぶために、サマーキャンプなどを開催することもあります。イモ掘り、ピクニックなどの楽しいレクリエーションも行なっています。
会員には、毎月機関誌「さかえ」が配布されますが、これには糖尿病についての新しい情報などが掲載されています。各支部、各クリニック団体ごとに機関誌を発行しているところもあります。