日東大都工業(読み)にっとうだいとこうぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日東大都工業」の意味・わかりやすい解説

日東大都工業
にっとうだいとこうぎょう

総合建設会社。1945年創業の土木建設業伊東組を 1947年株式会社に改組して設立土木工事を中心に事業を展開していたが,建設業にも乗り出し,1949年社名を日東建設に変更。土木では高速道路関連など官公庁の工事が中心,一方の建築では民間受注が中心で,特に病院・療養所建設を得意とし,東京都議会議事堂も手がけた。1999年には経営再建中の大都工業を吸収合併し社名を日東大都工業に変更。2002年持株会社体制に移行し,社名をみらい建設グループに変更。土木事業部門は子会社化した三井不動産建設と合併してみらい建設工業となった。2007年グループの中核事業会社みらい建設工業の経営不振により民事再生法の適用を東京地方裁判所に申請。2008年みらい建設工業は青木あすなろ建設の支援を受けて TCG髙松コンストラクショングループ)の傘下に入った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android