日本歴史地名大系 「日比野村」の解説 日比野村ひびのむら 岐阜県:中津川市日比野村[現在地名]中津川市苗木(なえぎ)南に木曾川が、西に支流の付知(つけち)川が流れ、北に高峰(たかみね)山(九四四・七メートル)があり、木曾川対岸は尾張藩領中津川村。中世にみられる苗木郷の中心村落の一つと考えられ、長野県木曾郡大桑(おおくわ)村須原の定勝(すはらのじようしよう)寺所蔵の応永二四年(一四一七)の大般若経奥書に「濃州恵那郡苗木郷室住村」とあり、「蔭涼軒日録」長享二年(一四八八)八月二二日条に「遠山有三魁。第一号苗木。第二号明智。第三号岩村。皆千貫許分限。苗木曰左京亮」とある。大永四年(一五二四)三月の熊野神社棟札(恵那郡沿革史)に「大檀那小笠原定基」の名があり、また大工「苗木住左衛門五郎」「中津川住市郎右衛門」の名もある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by