日本歴史地名大系 「日渡根村」の解説 日渡根村につとねむら 千葉県:君津市旧周淮郡地区日渡根村[現在地名]君津市日渡根大野台(おおのだい)村の南に位置する。小糸(こいと)川中流右岸にあり、東は上総丘陵の稜線を越え久留里(くるり)へ通じ、西は同川を渡り市宿(いちじゆく)村へ、南は同川を挟み市場(いちば)村と対する。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高一五五石。同帳に針山(はりやま)村高二七石が載り、のち当村に合併したと考えられ、村内に針山の字名がある。元禄郷帳では高一五三石余。天保郷帳では一八二石余(石高増は針山村分か)。天正一八年(一五九〇)に小笠原領となり、同一九年中山領、万治三年(一六六〇)には旗本井上領も加わったと考えられる(寛政重修諸家譜)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by