日竹村(読み)ひたけむら

日本歴史地名大系 「日竹村」の解説

日竹村
ひたけむら

[現在地名]市原市田淵たぶち 田淵旧日竹たぶちきゆうひたけ

田淵村北西にあり、養老ようろう川が流れる。天正一九年(一五九一)閏正月二日の高滝之内日竹村検地帳(能満寺文書)では、一筆は品等・地目・反別・地字・名請人の順に記載され、名請人一八人(うち屋敷持一一人)のうち一町余を所持するのは三人、五反以下は九人で、法泉ほうせん庵・大乗だいじよう坊・薬蔵やくぞう院のほか治部少輔や藤左衛門尉・源左衛門尉など尉のつく者が多い。地字にはたたら坂・ミやの木・地蔵やしき・中やしきなどがみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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