日経225ミニ(読み)にっけい225みに(英語表記)Nikkei 225 mini

知恵蔵 「日経225ミニ」の解説

日経225ミニ

大阪証券取引所に上場されている日経平均先物商品の1つ。取引単位は日経平均株価の100倍。先物であるため、現物株では禁止されている差金取引(売買価格から利益損失を確定し差額だけを決済する)が可能。これまでの日経平均先物との主な違いは、取引単位が10分の1になったこと、値段の刻みが半分の5円になったことなど。株式と同様に1日の価格変動を制限する更新値幅(気配値段の切り上げ/切り下げ幅)と制限値幅(ストップ高/ストップ安)が設けられている。これまでの先物の10分の1という少ない証拠金で取引ができることから、デイトレーダーにも人気が出ている。しかし、先物であるため日経平均株価が予想とは異なる方向に動いた場合には大きな損失を計上することになるハイリスク・ハイリターン商品。2007年10月第3週の取引高(自己・委託合計)は約4兆4754億円。取引主体は個人投資家が43%、外国人投資家が54%だった。

(熊井泰明 証券アナリスト / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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