日置昌一(読み)ヒオキ ショウイチ

20世紀日本人名事典 「日置昌一」の解説

日置 昌一
ヒオキ ショウイチ

大正・昭和期の文化史研究家,著述家



生年
明治37(1904)年10月27日

没年
昭和35(1960)年6月9日

出生地
岐阜県郡上郡山田村(現・大和町)

本名
日置 正一

経歴
大正7年小学校卒業後、画家を志し上京専検に合格。酒、タバコ、間食など一切を断ち、睡眠時間も1日4時間に切りつめ、15歳の時から17年間上野図書館に通いつめ、厖大な書物読破。昭和10〜15年「国史大年表」(全9巻)を刊行戦後は著述活動、放送出演などで活躍。その博覧強記ぶりは“ものしり博士”と称された。他に「日本僧兵研究」「話の大事典」(全4巻)「ものしり事典」(全巻10巻)「ことばの事典」(全2巻)など多数の著書がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日置昌一」の解説

日置昌一 ひおき-しょういち

1904-1960 大正-昭和時代の日本文化史研究家。
明治37年10月27日生まれ。小学校卒業後東京にでてはたらきながら,17年間上野の帝国図書館にかよいつづけて膨大な書物を読破。その博覧強記ぶりから「ものしり博士」といわれ,「国史大年表」「日本系譜綜覧」「ものしり事典」などおおくの著書を刊行。昭和35年6月9日死去。55歳。岐阜県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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