日置江村(読み)ひきえむら

日本歴史地名大系 「日置江村」の解説

日置江村
ひきえむら

[現在地名]岐阜市日置江・大脇おおわき

長良川と荒田あらた川の合流点南部に位置。北は次木なめき村、南はもと支郷の御茶屋おちやや新田村。西の長良川対岸本巣もとす穂積ほづみ(現穂積町)など。平坦地で、集落は村北部の長良川堤沿いを主とするが、堤の南方およびさかい川に面する南部に小さな中島なかじまと称する集落がある。日置江輪中を形成。同輪中は当村と御茶屋新田村を含み、寛永一二年(一六三五)から当村東横手堤・長良川通・境川通に囲い堤が築かれ、同一五年に完工したという(「御茶屋御殿・新田村由来記」種田文書)。寛政一一年(一七九九)の御茶屋新田村明細帳(同文書)によれば、長良川堤は根敷二〇間・馬踏二間半・高さ三間で、境川堤は根敷一二間・馬踏一間半・高さ二間半であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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