日置浦
ひきうら
[現在地名]日置川町日置
北は田野井村、東は古屋村、西は朝来帰村(現白浜町)、南は熊野灘に臨む。日置川右岸河口に位置し、小名の志原・笠甫・市江はいずれも海に面している。明和七年(一七七〇)の「日本汐路之記」に「日置浦 笠帆より一里半。へいきともひおきとも言ふ、川港下口に小島あり、大船出入する港なり」と記される。大永三年(一五二三)の当地日出神社棟札写に「ヘキ正包」、同四年六月吉日付の安宅八幡宮棟札に「日置源内」の名がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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