日近村
ひぢかいむら
[現在地名]岡山市日近
大井村の北東、足守川の支流日近川の流域にある。日近修理進が城を構えて勢力を張っていたが、毛利氏麾下の福武氏が入るとしだいに圧迫され、永禄五年(一五六二)以後追放された。毛利氏撤退後も村内に残った福武氏は土着し、郷士となったという(「由緒書」福武文書)。天文二年(一五三三)の善修寺領坪付(福武文書)に日近村とあり、天正一五年(一五八七)一二月一七日の覚書断簡(同文書)では下日近衆の存在が知られる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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