日野プロフィア

日本の自動車技術240選 「日野プロフィア」の解説

日野 プロフィア

直列6気筒E13C型は、新世代ディーゼルエンジンとなるべく総力を挙げて開発した。世界初、電子制御パルスEGRと高効率クールEGRの組み合わせにより、NOx低減を一段と確かなものとするコンバインドEGRを採用。そして、アイドリングレベルの低回転域から圧倒的な高トルクを発揮し、1,100回転で最大トルクを発生するエンジンに仕上げた。これにより、極めてスムーズな発進性を確保するとともに、マニュアルトランスミッション車では900~1,100回転で、早め早めにシフトアップしても粘り強い走りをするため、低燃費を実現した。さらに、プロシフトと組み合わせれば、つねに最適な燃焼回転数(グリーンゾーン)での走行となり、群を抜く低燃費をもたらす。保管場所日野自動車株式会社
製作(製造)年2006
製作者(社)日野自動車株式会社
資料の種類量産車
現状使用中・公開
車名日野プロフィア
モデル名FR1EXYJ
会社名日野自動車株式会社
製作開始年2006
設計者日野自動車株式会社
車種・用途トラック
実車所在/模型量産中
スタイルキャブオーバー
ドア数2ドア
乗員2名
車両重量8860Kg
車両総重量24870Kg
エピソード・話題性実車でのテストをはじめ、コンピュータ解析やシュミレーション技術によって軽量化を目指した結果、クラストップレベルの軽量シャシを開発。同時に、トランスミッションケースやエアタンクをアルミ製とするなどの軽量化も図った。また、クラス最大の大容量(120kgm)PTOを新設定するなど、架装性も大幅に向上。きめ細かな方策により、積載効率を一段と高め、優れた積載効率をもたらすショートキャブ車型の充実も図った。
構造キャブオーバー
バンパー付き
ステップ付き
全長11990㎜
全幅2490㎜
全高2980㎜
ランプ形式ディスチャージ4灯式
タイヤサイズ゙275/80R22.5
特徴キャブのベッドスペース部分を取り除き、荷台を有効利用することで、大型トラックでは日本初の内寸長10m超ボデーを実現したショートキャブ。日野プロフィアLOBOXは、ボデー内寸幅の構造を見直すことで、1,200mm×1,000mmパレットも18枚積めるようになった。さらに低床4軸車(FW系)のバン架装では庫内容量65m3を実現。パレット積み輸送や軽量かさ物輸送等での積載効率の大幅向上を図った。
フレームコ字断面・梯子形
前軸逆エリオット形
後軸全浮動軸管式(後前軸) 死軸式(後後軸)
軸距7070㎜
前トレッドx後トレッド2060㎜X1840㎜
車高調整無し
ステアリングボール・ナット式
主ブレーキ空気式
駐車ブレーキ空気式車輪制動形スプリングブレーキ
ダンパー無し
スタビライザー無し
走行安定装置無し
特徴路面からの振動を巧みに吸収し、荷崩れや荷傷みを防止するエアサスペンション。日野プロフィアでは、FHを除く全車型のリヤサスペンションに、荷台振動吸収に最も効果的で日野として実績のある4バッグ式のダブルトレーリング・エアサスを設定した。
原動機名E13C
冷却/気筒配列直6・4サイクル水冷
弁機構OHC
気化器無し
内径x行程137㎜X146㎜
排気量12.913?
最高出力/回転数279Kw/1800rpm
最大トルク/回転数1912N・m/1100rpm
排気浄化酸化触媒
過給機付き
可変システム無し
燃料タンク容量200or300?
ハイブリッドシステム形式なし
変速機7MT
駆動方式6X2・後前軸駆動式
参考文献新井他 新大型トラック「日野プロフィア」 日野技報NO.55(2004年)他
車両紹介日野プロフィアの代表車型。新型E13Cターボインタークーラーエンジンを搭載。お客様の用途に合わせてキャブのベッドスペースをなくし荷台内寸法10m以上を確保したり、居住性重視のベッド付きのハイルーフキャブも用意した。

出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報

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