日長し(読み)ケナガシ

デジタル大辞泉 「日長し」の意味・読み・例文・類語

け‐なが・し【日長し】

[形ク]多く日数が経過しているさま。久しい。
「君が行き―・くなりぬ山たづね迎へか行かむ待ちにか待たむ」〈・八五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「日長し」の意味・読み・例文・類語

け‐なが・し【日長】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 日時が長い。日数が経(た)っているさま。(恋しい人に会わないでいて)月日が非常に長く感じられる。
    1. [初出の実例]「君が行き 気那賀久(ケナガク)なりぬ 山たづの 迎へを行かむ 待つには待たじ」(出典古事記(712)下・歌謡)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android