日高拓殖鉄道(読み)ひだかたくしよくてつどう

日本歴史地名大系 「日高拓殖鉄道」の解説

日高拓殖鉄道
ひだかたくしよくてつどう

苫小牧軽便鉄道(のち国鉄日高線、現JR日高本線)佐瑠太さるふと(現門別町の富川駅)から日高地方の海岸沿いに南東方に向かい、静内しずない(現静内町)までの三七・五キロを結んでいた鉄道。佐瑠太駅と静内駅の間には日高門別ひだかもんべつ駅、波恵はえ(現豊郷駅)慶能舞けのまい(現清畠駅)厚賀あつが(以上現門別町)高江たかえ(現節婦駅)、新冠駅(ともに現新冠町)の六駅が開設された。当初は国鉄として設置すべく、大正一一年(一九二二)に沿線にあたる日高地方西部や中部の住民代表によって国鉄期成同盟会(会長堺頼吉浦河町長)が結成され、陳情活動を行っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android