浦河(読み)ウラカワ

デジタル大辞泉 「浦河」の意味・読み・例文・類語

うらかわ〔うらかは〕【浦河】

北海道中南部、浦河郡地名日高振興局所在地。日高馬や競走馬飼育が盛ん。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「浦河」の意味・読み・例文・類語

うらかわ うらかは【浦河】

[一] 北海道南部の地名。日高支庁所在地。太平洋に面し、漁港がある。かつては日高馬を産したが、現在はサラブレッド生産が主。
[二] 北海道中南部、日高支庁の郡。明治二年(一八六九)、日高国の一郡として成立

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「浦河」の意味・わかりやすい解説

浦河[町] (うらかわ)

北海道南部,日高支庁浦河郡の町。人口1万4389(2010)。日高支庁所在地。町域は日高山脈の南斜面にあたる。1807年(文化4)荻伏(おぎふし)に会所が置かれ,南部藩兵300人が駐在したことがある。本格的な農業開拓は,神戸に設立されたキリスト教系の開拓団体赤心社による81年以降の入植に始まった。現在,競走馬生産が農牧業の首座を占め,400余の軽種馬牧場があり,8月上旬せり市が開かれる。西舎(にしちや)にある農林水産省日高種畜牧場は1907年に設立されて馬種改良を行ってきたが,65年以降乳用子牛の集団育成牧場(93年廃止)となっている。農家での乳牛飼育は1963年をピークに減少し,水稲作付けも転作により半減して軽種馬用草地に変わった。地方港湾浦河港は漁業基地化が進み,荻伏・東栄の2漁港は沿岸漁業の拠点で,岩礁の多い浅海はコンブ,ウニを多産する。JR日高本線が通じる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android