旧院(読み)きゅういん

精選版 日本国語大辞典 「旧院」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐いん キウヰン【旧院】

〘名〙
もとのすみか。
② 古い寺院。古寺
浄瑠璃・三世二河白道(1708)四「此きういんは正覚院と申すなり、是成もみじは、色里に其名も世上高尾とて、皆人なづむ君なりき」
③ もとの上皇、または法皇故院
明月記‐治承四年(1180)六月一三日「参白河押小路殿御堂〈高松院御忌日〉旧院女房等参入
保元(1220頃か)上「旧院登霞の後は、我天下をうばはん事、何の憚りかあるべき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android