早み(読み)はやみ

精選版 日本国語大辞典 「早み」の意味・読み・例文・類語

はや‐み【早み・速み】

  1. ( 形容詞「はやい」の語幹に「み」の付いたもの。→ )
  2. 早いので。早いために。
    1. [初出の実例]「青駒が足掻を速(はやみ)雲居にそ妹があたりを過ぎて来にける」(出典万葉集(8C後)二・一三六)
    2. 「ゆきかへりそらにのみしてふる事はわがゐる山のかぜはやみなり〈在原業平〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋五・七八五)
  3. 激しいので。
    1. [初出の実例]「奥山の真木の板戸を音速見(はやみ)妹があたりの霜の上に寝ぬ」(出典:万葉集(8C後)一一・二六一六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android