早尾輪中(読み)はやおわじゆう

日本歴史地名大系 「早尾輪中」の解説

早尾輪中
はやおわじゆう

現立田村北部の早尾村周辺の通称。佐屋さや川・木曾川長良ながら川・揖斐いび川が乱流するデルタ地帯に生れた「輪中」は、堤を高く強く築き、水禍と戦う村落共同体の知恵から生れた集団組織である。「御高問答」に

<資料は省略されています>

とみえる。早尾輪中は太閤検地での二千八〇〇石を踏襲し、慶長一三年(一六〇八)検地の時除外され、寛永八年(一六三一)の検地で六〇六石余の打出しとなった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android