日本歴史地名大系 「早楠村」の解説 早楠村はやくすむら 熊本県:下益城郡砥用町早楠村[現在地名]砥用町早楠八代郡との境域にそびえる雁俣(かりまた)山(一三一五メートル)の西、現在七郎次(しちろうじ)国有林とよばれる地点に源を発し北流する津留(つる)川上流の山村。東は柏川(かしわがわ)村、西は一谷(いちのたに)村、南は八代郡五箇庄葉木(ごかのしようはぎ)村(現泉村)、北は石野(いしの)村・安懸(やすかけ)村に接する。葉木村へは二本杉(にほんすぎ)峠を越える往還や、字黒茂(くろむね)から行く黒原(くろばる)越がある。慶長国絵図に村名がみえ、正保郷帳などの石高は畠方のみの三九石六斗余にすぎないが、「国誌」では二〇一石余と増加している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by