旭山城跡(読み)あさひやまじようあと

日本歴史地名大系 「旭山城跡」の解説

旭山城跡
あさひやまじようあと

[現在地名]長野市旭山

平柴ひらしば村の北方旭山(七八五メートル)の山頂にある山城。朝日右近の祖先の築くところというが明らかでない。天文年中(一五三二―五五)この地の土豪小柴見宮内が使用したという。本郭には土塁を四方にめぐらし、空堀を隔てて東に長大な二の郭、西に西郭以下が連なり、善光寺平を眼下に一望できる景勝の地である。

弘治元年(一五五五)武田晴信と長尾景虎川中島での対陣に「善光寺ノ堂主栗田殿ハアサヒノ城ニ御座候」(勝山記)とあるように、武田方栗田氏がこもり、長尾景虎の川中島進撃を牽制した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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