旭川六条教会(読み)あさひかわろくじようきようかい

日本歴史地名大系 「旭川六条教会」の解説

旭川六条教会
あさひかわろくじようきようかい

[現在地名]旭川市六条通

明治期に置かれたキリスト教会。明治二六年(一八九三)五月旭川に移住してきた田中敬造らは、日曜日ごとに聖書研究祈祷会を行っていたが、同年七月仙台東北学院出身の須藤鬼一が北海道キリスト教伝道義会の依託を受けて伝道師として赴任一条通いちじようどおりに旭川基督所を設けて布教したのが始まり。同二七年九月伝道師尾崎善蔵が赴任、コルテス宣教師の巡回伝道も行われた。同三〇年八月一条通五丁目の禅寺の跡を修理、聖書研究・伝道・説教などを開始。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android