普及版 字通 「昃」の読み・字形・画数・意味
昃
8画
[字訓] かたむく・ひるすぎ
[説文解字]
[甲骨文]
[字形] 会意
旧字形は日+(そく)。日を受けて、人影が傾く形。〔説文〕七上に「日、西方に在るの時、側(かたむ)くなり」とみえる。卜文の字形は日ととに従い、漢碑にもなおその字形がある。
[訓義]
1. かたむく、日がかたむく。
2. ひるすぎ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕昃 カケタリ・カタブク 〔立〕昃 カタブク・カケタリ・ヒノクルルナリ
[語系]
昃・仄・・側tzhikは同声。仄はより変化した形。は人影が斜めに傾く形。側は鼎側の意で、器腹の傾きのあるところをいう。
[熟語]
昃▶・昃食▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報