昆吾剣(読み)こんごのけん

精選版 日本国語大辞典 「昆吾剣」の意味・読み・例文・類語

こんご‐の‐けん【昆吾剣】

  1. 〘 連語 〙 中国の周の時代、現在の新疆ウイグル自治区哈密県にあった国、昆吾で作られた剣。鉄や玉をも切る利剣という。昆吾渓の宝剣昆刀
    1. [初出の実例]「精明は合浦の珠に相似たり 断割は崑吾の劔も如かず〈僧亘玄〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)
    2. [その他の文献]〔列子‐湯問〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android