最新 地学事典 「昆陽層群」の解説
クンヤンそうぐん
昆陽[昆阳]層群
Kunyang Group
中国雲南省中部~四川省西部に分布する原生界(18.5億~10.5億年前)。揚子古陸南西部の基底を構成。命名地は雲南省昆陽県。下部亜層群はおもに千枚岩・粘板岩・石英砂岩で多くの安山岩質凝灰岩を挟む。上部は藻礁石灰岩および苦灰岩でBaicalia baicalica・Conophyton cylindricus・Gymnosolen ramsayiなどのストロマトライトを含む。層厚は7,475m。黄草嶺層・黒山頭層・大竜口層・美党層に細分。上部亜層群は主に苦灰岩からなり粘板岩を挟む。Kussiella kussiensis・Gymnosolen ramsayiなどのストロマトライトを含み,層厚は400m。因民層・落雪層・頭厂層・緑汁江層に細分。昆陽層群を覆う南方震旦系の徴江層とは不整合で接触する(晋寧運動)。
執筆者:猪俣 道也・佐藤 信次
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

