層群(読み)そうぐん(その他表記)group

翻訳|group

精選版 日本国語大辞典 「層群」の意味・読み・例文・類語

そう‐ぐん【層群】

  1. 〘 名詞 〙 地層区分の一つ累層が二つ以上集まったものをいう。一般に一つの堆積(たいせき)盆地内に堆積した地層群全体を代表する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 たいせき 名詞

日本大百科全書(ニッポニカ) 「層群」の意味・わかりやすい解説

層群
そうぐん
group

地層を岩相単位で区分する場合に用いられる単位で、層(累層)より一段階上のもの。通例複数の累層を寄せ集めたもので、上限下限不整合で境された地層群に対して用いられることが多い。命名する場合は、模式的に分布する地名をつけて、たとえば三宝山(さんぼうさん)層群というようによぶ。層群と累層の中間の単位として亜層群を用いることがある。また層群を複数寄せ集めたものを累層群(超層群)とよぶ。

[村田明広]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android