精選版 日本国語大辞典 「明い」の意味・読み・例文・類語
あか・い【明】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]あか・し 〘 形容詞ク活用 〙 - ① 光などが強くはっきりしている状態である。明るい。
- ② 夜が明けて明るい。また、まだ日が暮れないで明るい。
- [初出の実例]「うちかすめ、うらみなどするにあかうなりて人の声々し、日もさしいでぬべし」(出典:枕草子(10C終)三六)
- 「まだ明い内に其形(なり)で往(い)なしては」(出典:浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)四)
- ③ 心が清い。偽りがない。→明(あか)き心。
- [初出の実例]「国の法を過(あやま)ち犯す事無く、明支(あかキ)浄(きよ)き直き誠の心を以て」(出典:続日本紀‐文武元年(697)八月一七日・宣命)
明いの語誌
→「あかい(赤)」。
明いの派生語
あか‐さ- 〘 名詞 〙