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明史稿(読み)ミンシコウ

デジタル大辞泉 「明史稿」の意味・読み・例文・類語

みんしこう〔ミンシカウ〕【明史稿】

中国史書王鴻緒勅命によって撰。1723年成立。本紀19巻、志77巻、表9巻、列伝205巻の全310巻で、本紀は未完勅定を経ないため稿と称される。

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精選版 日本国語大辞典 「明史稿」の意味・読み・例文・類語

みんしこうミンシカウ【明史稿】

  1. 中国の歴史書。三一〇巻。清の王鴻緒撰。一七二三年成立。明朝一代の歴史を記す。帝紀完成をみなかった。稿と名づけたのは勅定を経なかったためである。正史明史はこの書に手を加えたもの。

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世界大百科事典(旧版)内の明史稿の言及

【万斯同】より

…しかし翌年,徐乾学らによる明史編纂が始まると,明史館に入って編纂官の分担した原稿に手を加えて統一するなど,修史事業に傾倒した。王鴻緒の名で成る《明史稿》313巻がそれで,大部分が万斯同の手定によるものであり,これは後の《明史》336巻に,ほとんどそのまま受けつがれている。《明史》に齟齬(そご)重複がないのは,彼の見識と努力によっている。…

※「明史稿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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