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明史 みんしMing-shi; Ming-shih

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

明史
みんし
Ming-shi; Ming-shih

中国,明代に関する紀伝体歴史書正史の一つ。清の張廷玉らの奉勅撰。 336巻。『明史稿』をもとにして乾隆4 (1739) 年完成。目録4巻,本紀 24巻,志 75巻,表 13巻,列伝 220巻から成り,多数の学者を動員し,60年の歳月を費やして編修され,歴代正史のなかでは傑出したもの。

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デジタル大辞泉の解説

みんし【明史】

中国の二十四史の一。代の歴史を記したもので、の世宗の勅命により、張廷玉らが「明史稿」を原本にして撰。60年を費し、1739年成立。本紀24巻、志75巻、表13巻、列伝220巻、目録4巻の全336巻。二十四史中最大。

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世界大百科事典 第2版の解説

みんし【明史 Míng shǐ】

中国,明代の正史で二十四史の一つ。336巻。編纂の総裁官は張廷玉(1672‐1755)。1679年(康熙18)本格的に編纂が始まり,1739年(乾隆4)に刊行された。60年に及ぶこの間,多数の学者がこの事業に関与したが,とくに黄宗羲の弟子万斯同(ばんしどう)は,布衣の身分のままこれに参加し,史料の整理,体例の決定,原稿の作成などに大きな役割を果たした。万斯同の死後は王鴻緒(1645‐1723)がこれを引き継いだ。

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大辞林 第三版の解説

みんし【明史】

中国、二十四史の一。明朝の歴史を記した書。清の張廷玉らの編。1739年完成。本紀二四巻、志七五巻、表一三巻、列伝二二〇巻、目録四巻。明史稿に基づいている。

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世界大百科事典内の明史の言及

【朱彝尊】より

…広東をはじめ全土に及ぶ旅行にも《十三経》《廿一史》をたずさえ,著述に努めた。51歳の1679年(康熙18)に行われた博学鴻詞科に挙げられ,翰林院検討として《明史》の編纂に参与し,ついで日講起居注官,江南郷試の副考官を務め,61歳で致仕して著述に専念した。著には,歴代経営の書の沿革存亡を明らかにした《経義考》300巻,北京の故実を語る《日下旧聞》42巻がある。…

【徐乾学】より

…官は刑部尚書に至る。《明史》総纂官,《大清会典》《大清一統志》副総裁を務めた。著書《読礼通考(どくれいつこう)》120巻は朱彝尊(しゆいそん)が序を書いて絶賛する。…

【万斯同】より

…1678年(康熙17),博学鴻詞にすすめられたが固辞した。しかし翌年,徐乾学らによる明史編纂が始まると,明史館に入って編纂官の分担した原稿に手を加えて統一するなど,修史事業に傾倒した。王鴻緒の名で成る《明史稿》313巻がそれで,大部分が万斯同の手定によるものであり,これは後の《明史》336巻に,ほとんどそのまま受けつがれている。…

※「明史」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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