本紀(読み)ホンギ

デジタル大辞泉 「本紀」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ぎ【本紀】

紀伝体歴史で、帝王1代の事跡を記したもの。→世家せいか列伝

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精選版 日本国語大辞典 「本紀」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ぎ【本紀】

  1. 〘 名詞 〙 紀伝体の歴史書で、帝王の事跡を書いたもの。〔史記太史公自序

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普及版 字通 「本紀」の読み・字形・画数・意味

【本紀】ほんぎ

帝王の事迹の記述。〔史記、太史公自序〕王迹の興る、始めを原(たづ)ねりを察し、~略(ほぼ)三代を推し、秦・す。上は軒轅(けんゑん)を記し、下は(ここ)(今)に至る。十二本紀をはす。

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世界大百科事典(旧版)内の本紀の言及

【紀伝体】より

…《漢書》以下の正史がこの形式を踏襲するため,《隋書》経籍志では紀伝体の史書をすべて史部正史類に分類するのであって,正史の体ともいう。天子の伝記や国家の大事を記す本紀,臣下の伝記や諸外国の出来事を記す列伝,地理,法制,経済などの重要な事項をまとめた志,年表,功臣表などの表よりなるが,志,表は欠けることもある。【勝村 哲也】。…

【史記】より

…当時の中国を中心として,知られていたかぎりのすべての世界にわたる全歴史過程を総合的,体系的に叙述したもので,当時の中国人から見た最初の世界史といってよい。その構成は,まず有史以来のおもな王朝の編年史を〈本紀(ほんぎ)〉12巻とし,政治史を中心とする歴史過程の大綱を示す。次に,その歴史過程の認識をより正確にするために,系図および年表を10巻の〈表〉に示す。…

※「本紀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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