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正史 セイシ

7件 の用語解説(正史の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

せい‐し【正史】

国家などが編纂した歴史。→外史(がいし)
中国で、最も正統と認められた、古代から明代の各時代の紀伝体の歴史書。南宋時代には十七史、明代には二十一史、清代には二十二史二十四史が認められた。また、二十五史とする数え方もある。

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百科事典マイペディアの解説

正史【せいし】

中国歴代の歴史書のうち,紀伝体で記され,もっとも正統と認められたもの。編年史,雑史,稗史(はいし)に対する。唐朝から後は勅命によって前王朝の正史を編修。現在まで25史がある。
→関連項目三国史記

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とっさの日本語便利帳の解説

正史

中国の史書は、本紀・列伝による人物と事跡を主に記述した紀伝体と、年月の順を追って記述した編年体とに大別される。紀伝体の史書は『史記』以後は各王朝ごとの断代史として編纂されており(唐代以降に編纂のものは官選)、『史記』以下『明史』までの二五史を正史とする。

出典|(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」
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世界大百科事典 第2版の解説

せいし【正史 Zhèng shǐ】

中国,各王朝の歴史叙述として公認された紀伝体の歴史書。現在24もしくは25あり二十四史二十五史とも呼ばれる。正史の呼称は《隋書》経籍志に始まり,《史記》以前の編年体の史書を古史というのに対して使われた。10世紀以後,政府によって公認された特定の史書に正史の名が冠せられ,司馬遷の《史記》にはじまり欧陽修の《五代史記》に至る歴代17種の紀伝体歴史書を十七史とした。正史の数は時代が下るにつれ増え,明代二十一史,清では二十二史となったが,乾隆以後,《旧五代史》《旧唐書》を加えて二十四史,1922年大総統徐世昌は柯劭忞(かしようびん)の《新元史》を入れて二十五史とした。

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大辞林 第三版の解説

せいし【正史】

国家によって編纂へんさんされた正式の歴史書。 ↔ 外史稗史はいし
中国の紀伝体で書かれた歴史書。特に「史記」を初めとする歴史書二十四史をさす。これに「新元史」を加えたものを二十五史とよぶ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

正史
せいし

二十四史」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

正史
せいし

中国の史書でもっとも権威ありと認められたもの25部をいう。その体裁は紀伝体といい、天子治世の年代記である本紀と、著名な個人の事績を記した列伝との2部分を不可欠の要素とする。ほかに年表、系譜、あるいは制度を記した志(または書)などを含むものがあるが、これらは必須(ひっす)の条件ではない。正史は漢の司馬遷(しばせん)が上古から漢の武帝(ぶてい)時代までを記した『史記』に始まり、以下は断代史となり、1王朝ごとに1部の史書がつくられ、班固(はんこ)の『前漢書』、范曄(はんよう)の『後漢書(ごかんじょ)』、陳寿(ちんじゅ)の『三国志』があり、以上をあわせて四史と称する。以後の王朝について『晋(しん)書』『宋(そう)書』『南斉(なんせい)書』『梁(りょう)書』『陳書』『魏(ぎ)書』『北斉書』『周書』『隋(ずい)書』『新唐書』『新五代史』ができ、南宋時代になって以上のほかに『南史』『北史』を加え、十七史と総称した。元代の末に『宋史』『遼(りょう)史』『金史』が著され、明(みん)初に『元史』が成立したので、これをあわせて二十一史、清(しん)初にさらに『明史』ができたのであわせて二十二史の名が生じた。清の王鳴盛(おうめいせい)の『十七史商(しょうかく)』、趙翼(ちょうよく)の『二十二史箚記(さっき)』などの書名は、これに由来する。乾隆(けんりゅう)帝はさらに『旧唐書(くとうじょ)』と『旧五代史』をこれに加えて二十四史とし、宮中の武英殿で印行した。全部で324巻に上る。民国の初め、柯劭(かしょうびん)の『新元史』が出ると大総統令によって正史に加えられ二十五史となった。清朝については民国初めに『清史稿』が現れたが、まだ正史として権威ある「清史」は現れていない。[宮崎市定]

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