明山(読み)アキヤマ

デジタル大辞泉 「明山」の意味・読み・例文・類語

あき‐やま【明山】

江戸時代、藩の管理する山のうち、一般の領民に対しても制限付きで立ち木の伐採利用を許した山林。→留山とめやま

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精選版 日本国語大辞典 「明山」の意味・読み・例文・類語

あき‐やま【明山】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、藩の管理する山のうち、住民の利用、伐採を許した山林。⇔留山(とめやま)立山(たてやま)
    1. [初出の実例]「木曾惣山、三ケ村山共、御留山、御巣山之外は都て明山と相唱、御停止木、遠慮木之外は其村方より屋作木、薪木に伐取」(出典:木曾山雑話(1759))

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世界大百科事典(旧版)内の明山の言及

【留山】より

…御留山のうちでも,付近の村民に保護を委託し,代償として,落枝,落葉の採取を認めているのもあり(土佐藩),いっさいの雑木,小柴の採取を禁止している場合もある(盛岡藩)。留山制を解除した山を明山(あけやま)という。(2)一時的に利用者の立入りを禁止する山林。…

※「明山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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