最新 地学事典 「明川層群」の解説
ミョングチョンそうぐん
明川層群
Myongchon Group
北朝鮮,咸鏡北道吉州・明川地方の陸成潟成海成中新統。下位の竜洞(ヨンドン),上位の七宝山(チルボサン)両層群と不整合。中新世全期にわたる一連整合の地層。層厚1,700m。吉川-明川地溝を埋める新第三系の主体で,竜洞層群との間の不整合は北西日本海沿岸全域にわたる新生代地溝形成沈降運動の激化開始を示す。下から,坪六(ピヨンニユク),咸鎮(ハムジン),金西(クイムソ),古站(コチヤム),基洞(キドン)の5層に区分。大半は砕屑岩互層で,咸鎮層に粗面岩とその凝灰岩,古站層上部に玄武岩溶岩,同下部に炭層を伴う。下半部に海生貝や大型植物を多産。最上部でGomphotheriumが産出。最上部は鮮新世にかかる可能性がある。長鬐(チヤンギ)層群上部~延日(ヨンイル)層群や沿海州のArtemo-Tavrichanskaya層群上部~Razdolnenskaya層群下部に対比。
執筆者:桑野 幸夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

