明治牧場(読み)めいじぼくじよう

日本歴史地名大系 「明治牧場」の解説

明治牧場
めいじぼくじよう

明治八年(一八七五)開拓使が設置した根室牧畜場を前身とする。当初の牧場は太平洋岸の友知ともしりから根室湾岸のコタンケシ方面に広がっており、馬二八九頭・豚六頭を飼育していた。その後牛・羊などを増やしていった。官設の牧場として北海道庁所轄根室牧場などと改称されたが、同二〇年に大阪商人鹿島万兵衛に払下げられ民有牧場となる。その後和田わだ屯田兵村、根室の実業家山県勇三郎、第二十銀行に譲渡され、大正元年(一九一二)同行と第一銀行合併を機に資本金一五万円の合資会社根室牧場となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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