日本歴史地名大系 「明用村」の解説 明用村みようようむら 埼玉県:北足立郡吹上町明用村[現在地名]吹上町明用前砂(まえすな)村の西に位置し、元荒川の旧河道が描く円弧状の自然堤防上に集落がある。西方の後背低湿地に水田が広がる。足立郡忍(おし)領に属する。鶴間氏の開墾した村で、古くは鶴間(つるま)村と称し、三町免(さんちようめん)村も含んでいたという(風土記稿)。田園簿では高四一〇石余、うち田二八九石余と三町九反余、畑六三石余と三町二反余。幕府領(五八石余)と旗本酒依領(一五二石余)・同戸川領(二〇〇石)の三給。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by